12月
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信濃大町まち歩きVol.3 まちの成り立ちと水の関わりを探る

イベントレポート

Vol.3 まちの成り立ちと水の関わりを探る

開催日:1213日(金)10:00~13:00

参加人数:9名

【案内人】鈴木 幸佳さん(NPO法人ぐるったネットワーク大町事務局長)

まちなかに張り巡らされた水路を辿りながら、まちの裏通りをご案内。

鎌倉時代まで遡る仁科氏の都市計画を探ります。

いつものように.BASE OMACHIをスタート。今日も天気に恵まれました。

今回は市内の方だけでなく、安曇野市や松本市の方にもご参加いただきました。

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まちの裏通りを通りながら、まちなかに張り巡らされた水路を巡ります。

大町に住んでいてもなかなか通らない路地ばかりで新鮮でした。

まちなかには、今の建築基準では考えられない、水路をまたいで建つ家が多く見られます。(写真左)

右の写真は、分かりにくいですが、水路が通る場所が少し盛り上がっています。

飲料水として使われていた水路なので、綺麗な水を流すため、一番高くしていたと考えられています。

③④

大町でもっとも古い酒蔵である市野屋には商店街の古い写真が並んでいます。

本通りの真ん中を水路が流れていた頃の写真もありました。

その頃は今のいーずら大町特産館前の交差点のところに滝があったそうです。

↓ここを水が流れていました。

⑤⑥

まちなかにはいくつもの水路が複雑に流れています。

下の写真は、なんと写真左側の水路は手前から奥へ、

右側の水路は奥から手前へ水が流れています。

隣り合っていても水の流れが逆なのです。

さらに、所々に水路が交わっているところがあります。

⑧⑨

ちょっと見にくいですが、グレーチング蓋の中はこんな感じになっています。

そんな複雑な水路を辿りながら、覗きながら北上し若一王子神社を目指します。

途中、藤長菓子舗で「紅玉りんご」をいただきました。

そして目的地の若一王子神社に到着。

北アルプス、鹿島川からの水をまちに分配する要の位置として、

この場所にまちの繁栄を願って若一王子神社が祀られました。

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大町はまだまだ奥が深いですね。

開催されたイベント